別れとSNS

 中学を卒業したとき9年間の長い生活を思い出し、クラスメートとの別れを惜しみ涙が目元まで上がってきていた。特別涙もろかったわけではなかったが、雰囲気も相まって泣きそうだった。しかしどういうわけか高校の卒業式、部活の引退や先生への挨拶まわりでは全く涙を感じなかった。いや正直少しは感じたが、もう少しで泣きそうなくらいとかではなかった。高校では中学以上に思い出されることが沢山あったというのに。
 そんな感情の変化をもたらしたのは僕はSNSの普及ではないかと思う。とある先輩が卒業するときに「SNSは最悪だ、別れるときの悲しみというものを奪ってしまったからである」という風なことを言っていた。要はSNSさえあれば遠くに離れて暮らす人でも簡単にコミュニケーションをとることができるということだ。というわけで大体入学式が始まってそれぞれの大学生活歩み始めるこの時期でも中学、高校の知り合いとSNSで繋がっているというわけだ。
 しかし全く寂しくないわけではない。やはり知り合いとは生で会って話をしたくなるし、多少はセンチメンタルな気分になる。だがそれが以前ほど強いわけではないので、その分大学での出会いに期待しているというわけだ。実際SNSで入学前に同じ大学の人と知り合っている。
 僕はSNSが別れの悲しみを奪っている分、出会いの嬉しさを増してくれていると感じている。
長田
先日卒業したばかりの教え子が早速コラムを書いてくれた。
有難う!!
そうだね。こうやって、もう新しい生活が始まっても
なんかもう会えない感がないし、またどこかで知ることができるよね。
あっ、14日のブログ縁有る人々の話では「やんゆ」の話を書かせてもらうから、
よろしく!(事後承諾)
ちなみに4日は「わたる」です。
お母さまは、ハラハラしながら読んでいただければ。苦笑。
うん、実は4月と5月は卒業したということで、
今年の卒業生を数名書こうと思っていたんだ。
書いて欲しい人いる?
いれば、頑張るよ。
あっ、卒業生外でもOKです。
保護者でも・・・。

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