つい最近、大学4年生の「ゆうや」が就職の報告をしに学校を訪れた。
「ゆうや」の兄である「たくと」を2,3年のとき担任したが、
「ゆうや」はN大学のAO入試の手伝いをしただけで、
学年も異なるし、授業も担当していなかったので
深い付き合いではない。
にも関わらず、きちんと報告にきてくれたことを嬉しく思う。
まぁ、お母さんから
「たくとは真面目だから大丈夫なんですけど、本当にゆうやは不安で不安で・・・」と
頼まれたから、AO入試の指導を頑張ったんだけどね・・・。苦笑
実際、学校の成績もひどかったし、
推薦入試の資料作りで締め切り間近になって
写真が足りないことに気付いて
学校を休んで撮影しにいったりと
まぁ、適当な男だった。
それでもN大に入ってからは、
「先生、高校の数学のほうが難しかったです」とかいって
大学では、高校時代とは見違えるほどの優秀な成績をとったそうな。
そして、校内推薦をもらってダイワマン(古いかな?)に
なっちゃうんだから本当に成長したよ。
同じN大の同じ学科に
同じAO入試で進学した
1つ下の、現在日本一周をしている
「ゆういちろう」とは雲泥の差だよ。
ゆうやが言った
「どうせなら、就職は母親が知っている知名度の高い会社にしようと思ったんですよ」
という親孝行ぶりに感動。
お母さんがいつも朝早くから夜遅くまで働いていることを
兄の「たくと」から聞いていたから、
お母さんの喜んでいる顔を想像するだけで泣けるよ。
ということで、今度「たくと」を呼ぶことを条件に
就職祝いをしてあげることにしたww
長田を含めて、高校の教員が
「ゆうや」がこんなに成長するなんて誰も思わなかっただろうね。
まぁ、就職がゴールではないし、
あっちの業界は体育会系のノリがまだまだ根強いと聞くので
油断してはいけないけど、
人はいつでも成長できる!
ということを改めて感じた。
こういう成長した姿を見られることは本当に教師冥利に尽きるね。
これだから教師はやめられない。
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