正直者の大きな分かれ道。

毎月恒例の「長田が駒込の専任になるまで」のお話。

今回はGSを受験したときの話です。

 

GSを受けようと思ったのは男子校だから、というのと、やっぱり有名だから親が喜ぶかな~って思ったから。

 

今考えると専任ではなくて、非常勤講師の募集なんだから、1年目は無理して受けなくても、それこそ2、3月ぐらいに見つからないときにでも良かったかな~って思う。まぁ、ここが運命の分かれ道だったね。

 

1次試験は作文と指導案と面接。

作文と指導案作りはまぁ大丈夫だった。結構自信があった。

 

問題は面接。

最初は無難に回答していたが、大きな分かれ道の質問がやってきた。

「授業を聞かない生徒に対して体罰をすることはどう思いますか?」

 

自分の意見(体罰容認)を言うべきか?

向こうの期待している答え(?)を言うべきか?

(普通は体罰禁止ですよ。明文化されていますから。)

 

たぶん5秒(体感では10分)くらい悩んだ末に

(どっちが正解なのか質問者の顔を見ても分からなかったので)

「最初は口頭で注意しますが、それでも直らないときは体罰も致し方ない」

というような感じの言葉を発した。

 

面接終了後、

「またやっちゃったよ・・・。なんで正直に答えるかね~。。。」

と思ったが、何故か何故かの1次試験突破。

「作文と指導案がとても素晴らしかったんだろう!」

と自己満足に浸る。

 

さて、2次試験。模擬授業。

これは本当にやばい。なんで本当のクラスで本当に授業を行なうの?

たぶん高1相手にベクトルの授業(位置ベクトルの導入)を行なったのかな?

いやぁ、教員試験のなかで、逆上がりの次に緊張したよww

(いや、逆上がりはできないの分かっていたから緊張していないかも。苦笑)

 

結果は合格。

見事非常勤の採用を勝ち取る。

 

さぁ、ここからが本当に大きな分かれ道。

実はGSからの採用連絡の電話があった1週間後に

YGの専任試験の最終試験があって、GSへの返事は3日以内。

 

つまりYGの最終試験を受ける前にGSに返事をしなければいけなかった。

 

今考えると、GSにOK出したまま、YGを受けて合格したら、

GSに断りの電話を入れれば良かったんだろうけど、

正直者なのか馬鹿なのか、そんな考えが思い浮かばず、

必死に必死に悩み、

決定していない専任より、決定した非常勤を選択した。

(YGはまだ残り5分の1というのもありましたね。)

 

親を喜ばせたかったというのと、

来年度GSで専任試験があるからなんだけどね、

決断の決め手は。

 

さて次回はもう1つの非常勤のSGの話でも・・・。

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