文武両道は可能か？

この本は文武両道を実践している国学院久我山の話なんだけど、

正直、読んでいて、文武両道は不可能だなって感じる。

数名、慶應に進学している生徒の話がでたけど、

たぶん、この生徒はサッカー部に在籍していなければ東大に入っているよ。

 

別に文武両道を否定する気は無い。

それこそ、社会に出てからは勉強による知識だけでは勝負できない機会が多い。

だからスポーツをすることによって団体行動の規範などを学ぶことは大切だ。

 

 

ただ、スポーツにしても勉強にしても大成するには量が絶対的に必要だ。

もちろん、効率や集中力もあるけど、それはサプリメント的なもの。

その量を両立することは１日２４時間の制約内では難しい。

 

 

きっとそのうち、素質の有る生徒が現役で東大合格を達成すると思うけど、

それは学校やサッカー部のお陰ではないと思う。

その生徒の能力であり、家庭のサポートのお陰だ。

 

 

クラブ顧問として、いや、大人として子供を紗だてる上で大事なことは

その子供たちをどんな大人にさせてあげたいか？

だと思う。

 

だから、国学院久我山がやっていることは決して間違いではないし

素晴らしい取り組みである。