闘将

先日、A立学園が全国総体の団体戦出場を決めた。高校選手権には何度も出場しているし、個人戦なら全国総体チャンピオンも輩出しているが、団体戦は初出場だそうだ。

 

A立学園との思い出。真っ先に出てくるのが、支部再編成になった年、関東、総体、選手権、3つとも準々決勝でA立学園と対戦したこと。(学年別はS徳だった)くじ運の悪さを嘆いたな~。(1回ぐらい、N大一と当たりたかった・・・)

あと、支部新人で間違ってA立学園に勝ってしまったこと。こちらはベストメンバー。A立学園はレギュラーを外した上で、残ったメンバーを2にチームに分配したとはいえ、2対2の内容で勝った。(A立学園に勝ったのはこれ1回だけ)そのあと生徒は「とくはら」先生から大説教をもらったという噂が・・・

 

そんな「とくはら」先生、器の広さは日本一かもしれない。。ほとんど面識がないのに、出稽古をお願いしたら、「いつでも、いらっしゃい」と快く引き受けてくださったこと。(生徒は「二度と行きたくありません」と言っていたが3回ほど行った・・・)色々と質問したが、本当に何度も教えてくださった。

 

「関東大会を目指しているのか?10年たっても行けなかったら一生行けないから、一所懸命に今の生徒を指導するんだぞ!」という言葉。この言葉を胸に、8年目に関東大会出場を成し遂げることができた。

 

一番思い出に残っているのは

支部が再編成した年度の高校選手権都大会。支部大会ではS徳に苦杯を喫して、誰もが「3校目はS徳じゃないか?」と思った都大会での第3代表決定戦でS徳に見事雪辱を果たして全国を決めたときの

「ざまぁ、見やがれ!こんちくしょう!!!」

というセリフである。(間近で聞いた。)

 

「とくはら」先生は本当に負けず嫌いである。長田が一番怖かったのはA立の選手が試合をしている副審を務めているとき。真後ろに立って(正直怖くて後ろを確認できなかった・・・)「今の有効だろ!」「片襟長い!指導だ!」と長田に向かって発言してきた(怖くて振り返れないから、本当は違うかも・・・)ことだろう。

 

 

S徳もそうだが、A立も地元の選手を本当に鍛えて叩いて、全国から集めているK士舘やN体E原と互角の戦いをしていると感心している。「おおもり」先生や「とくはら」先生を見ていると本当に柔道に全てを捧げて、私には真似できないと思ってしまう。

 

「かん」先生も「息子をA立に行かせたのは、やっぱり自分の365日を生徒に捧げているからだよね。普通にあそこまでできる情熱のある人はいないよ」と語っていた。

 

「とくはら」先生の教え子で教師になるものが非常に多い。S大付属のT澤先生、T大付属のK室先生、N体大E原のK久保先生、C大杉並のY田先生、パッと思い浮かぶだけでこんなに出てくる。

 

普通、あんなに怖い先生に教われば、あれだけ大変そうにしている姿を見ていれば、教師になりたくないと思うような気もするが、きっと「とくはら」先生の厳しさの中に隠された優しさや情熱を生徒は感じているからこそ、教師の道を選ぶのではないかと勝手に想像してしまう。

 

全国での活躍が今から楽しみである。

 

 

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