きえ。２

6日～10日は好きな本のコラムを掲載しているのですが

8月は夏休みということで、

学級通信に掲載した卒業生のコラムを掲載します。

 

今回は「きえ」です。

これは「失敗」というテーマですね。

 

～料理～

  とても小さい頃の話だが、普通、初めての料理というのは卵焼きだったり、サンドウィッチとか簡単なものだと思われますが私の初めての料理は「焼きうどん」です。もちろん、大失敗に終りましたけど・・・。

 

 

ある日の晩ご飯が焼きうどんだった。なぜか朝起きると昨日の焼きうどんの味が忘れられず、また食べたいという衝動になった。ので、朝ご飯は焼きうどんにしようと勝手に決意したのです。

 

 

まだ誰も起きていない。みんなの朝ご飯を作ってびっくりさせよ。と子供の純粋な気持ちでした。が、作った事もないし、教えてもらったわけでもないので、まず、何の材料が入っていたかどうかから私の料理は始まった。

 

 

うどんは絶対だよね。う～ん・・・、後ソーセージも入っていたよね・・・。・・・。今の自分では考えられないが、昔の自分は、うどんとソーセージで調理開始。母がフライパンで焼いていたのを憶えていたので、輪切りにしたソーセージと袋から出したうどんを一緒に焼きました。昨日の焼きうどんがなぜ茶色だったのもわからずに完成してしまった焼きうどん・・・？？

 

 

何にも味つけされていない、ただ焼かれただけのうどんとソーセージが出来あがった。兄弟に食べてもらったが、残したのは言うまでもない。が自分はというと、昨日のほうがおいしかったのはもちろんなのだが、うどんとソーセージのそのままの味を堪能して食べていたのも、憶えています。

 

今では、たまに親が帰ってくるのが遅い時は、野菜をたくさん入れた焼きうどんを作ります。