はるみ。2

6~0の日は

好きな本のコラムなのですが、

8月は夏休みということで、

卒業生のコラムでも。

 

今回は「はるみ」です。

これはロンドンオリンピックの感想ですね。

 

体操男子

 

私は今回のロンドン五輪で「体操」に一番夢中になりました。もともとスポーツ観戦が好きなので大きな舞台を生中継で見ることだけで興奮していました。

 

体操男子の団体戦では、少し日本代表の選手達は本領発揮しきれていないのかな…と思いました。内村選手の鉄棒の落下、山室選手の跳馬でのケガ。私はテレビの前でしか、その様子を見ていませんでしたが、選手達の不安や緊張が伝わってきました。しかし、流石は日本の代表として選ばれた人たちです。数々のトラブルを乗り越えて素晴らしい結果を残しました。私は銀メダルを首にかけた選手を見ていて尊敬の気持ちがわきました。団体だからこそ互いにカバーし合って頑張る姿に感動させられました。

 

 

そして体操男子の中でも最も印象に残っているのが内村選手の個人総合です。五輪開始前から注目の的であったから、その期待にこたえよう…というプレッシャーは人一倍あったと思います。それに内村選手の中での難しい決断にも苦しんだと思います。私はNHKの特集を見て、知りました。その決断とは、鉄棒でF難度の「コールマン」を演技から抜くことでした。

 

前回の北京五輪から4年間、メニューを変えずにひたすら練習してきたことでしたが、変更してみないか?とコーチに言われたそうです。コーチは、内村選手に、「もし技(コールマン)がうまくいかなくても、他の部分のカバーでもメダルは十分に手が届く。でも失敗して金をとるのか、うつくしく終えて金をとるか、どちらにする?」と言いましたが、彼の中の迷いは消えずにいました。

 

 

しかし、悩んでいるとき、選手村で松葉杖で歩く山室選手の背中を見て決心がついたそうです。山室選手とは幼馴染みで互いに切磋琢磨して五輪でのメダルを目指してきた親友です。彼のためにも美しい体操でメダルをとろうと内村選手は心に決めました。完全に切り替わった内村選手に本番で完璧な演技で見事金メダルを獲得しました。キレイな着地や迫力のある技の数々を世界の大舞台で、日本代表として私達に見せてくれることを、とても誇りに思いました。色んな迷い、不安や緊張を全て自分のパワーに変えているように感じました。

 

一人のアスリートとして内村選手は感動と自分との戦いに勝つ「本当のかっこよさ」を教わったと思います。
(勉強合宿初日とパレードが重なって正直凹みました。見たかった!!)

 

 

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