文理選択のアドバイス

毎月1日は「皆でコラムを書こう!」の日

 

今回はアンケート式になりますが、

是非多くの人に書いて欲しいテーマです。

 

テーマは「文理選択」です

 

 

えぇ、長田が今年高校1年を担任しているからです。

11月に高校1年生は文系理系を選択します。

そのアドバイスを自分の経験談を踏まえて

 

「~になるなら理系」と明確に書いてもいいし、

「どっちだっていいよ。好きなほうにいけば」とか適当なのでもOKです。

 

お願いしたいのは今、大学で学んでいること、

働きながら感じていることを踏まえて

書いてください。

 

要するに、経験談を書いてほしんです。

 

ということで、まずは私から

文理選択の秋

  高校2年に進級して多くの友人からかけられた言葉は「理系に来たんだ!長田は社会や古典が得意だったし、文系だと思っていたよ」だった。

確かに高校1年次の成績を考えると文系になるだろう。理科が苦手だったし、数学も適当にしかやっていなかった。逆に社会は先生の授業が面白かったし、古典は活用表を完璧に暗記していたので、常に高得点を取っていた。しかし、私は理系を選んだ。何故、私が理系を選んだか。それは数学の教師になろうと思ったからだ。

高校1年の秋は諸君同様、私も文理選択を決める季節だった。私は将来の職業を決めるときに色々考えたのだが、そこで出てきたのが教師という職業だった。まず、ある程度生きていくためにお金は必要だと思ったが、別に大金持ちになりたいという願望は皆無だった。「どうせ働くなら、好きなことをしたいなぁ」と思いながら、自分の性格などを見つめなおして出てきたのが、人に教えることだった。教えることの楽しさとはやはり「分かった。有難う」と言われることに尽きる。また、教師は休みも多いし、夜遅くまで残業もしないと思ったので、当時早寝早起きの習慣が確立していた自分にとってはピッタリだと思った。また、教員ならクラブ活動などで運動もできるというメリットも大きかった。

そして、教員になろうと決めてから何の教科を教えるかに悩んだ。中学・高校で一番成績が良かったのは社会である。続いて数学だった。ここで決め手になったのが「数学は解答が1つだけど、そこにいたる道のりは無数にある」ということだった。「ほら、こんな方法を使うと簡単に解けるんだよ!」という解ける喜びを教えられるのが数学教師の醍醐味だと思ったのだった。それに比べて社会は「暗記しなさい!」で終わってしまうような気がしてならなかった。もちろん社会を得意科目にしていて、暗記だけでなく理由や何故を大切にすることは分かっているが、授業でそこまでできるのかというのが疑問符になり、最終的に数学の教師を目指すことにして、理系を選択した。

現在、そのときの夢を実際に叶える形で教師になった。長期休暇は講習やクラブで埋まるし、平日も夜遅くまで学校で仕事をしていて、決して自分の理想どおりの生活を送れてはいない。しかし、楽しい毎日を過ごしていることだけは間違いない。今振り返ると大した理由もなく数学教師を志したが、非常に良い選択をしたと昔の自分を褒めてあげたい気分である。

 

 

というコラムを書いたわけだが、

文系理系を考えるときは

「己を見つめる」ことと、「今の社会情勢を見る」ことだと思う。

あんまり職業を意識しなくていいんじゃないかな?

 

うちの校長も「今ある職業の7割がなくなる」と言っている通り

なくなる職業に就こうとしても意味がないからね。

 

大事なのは

「どちらが正解か悩むのではなく

選んだ道が正解となるように努力すること」

なんでね。

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