「おめでとう」は最高の褒め言葉

毎月、1日はみんなでコラムを書こう!の日。

まぁ、なかなか書いてもらえませんが・・・

今回は「感謝」です。

長田が駒込に就職するまでの話のラストです。

前回の、駒込の採用試験の話はこちら

 

11月23日の勤労感謝の日にかけているところもあります。

 

おめでとうは最高の褒め言葉

 

私が駒込学園での専任採用が決まった日は良く覚えていないが、3月25日よりもあとだったと思う。当然なのだが、その時期だとSGにおける私の来年度の時間割は決まっている。というかSGはその時期から急遽私の代わりの非常勤講師を探すか、今いる非常勤講師で私の時間割を割り振りしなければならない。そんな時期に私は駒込学園で働くことを決断したのだった。

 

 

ということで、駒込学園に就職するので辞めることを、塾(Tーマス)とSGに年度切り替えの忙しい時期にも関わらず伝えることになった。塾は困っていたものの春期講習は行ってほしい、その間に講師の調整を行うということで了承してもらった。

 

問題はSGである。予想通り教務の先生には、専任は人生の岐路だから仕方ないと言われながらもいろいろと説教を頂いた。無論その言葉に反論する気はない。自分がSGを裏切ったと取られてもおかしくない行為であるからだ。SGにお世話になった先生に挨拶しながら、荷物整理を行っている時間は本当に辛かった。駒込でも頑張ってという励ましの声にも裏に何か含まれている気がして、頭が上がらなかった。

 

 

最後に昨年度お世話になった学年の先生に挨拶するため、高2教員室を申し訳なさそうに入室した。そこで、2年間お世話になっていた「えびはら」先生が私を見つけるやいなや

 

「おめでとう!」

 

といって笑顔で私に握手をしてくれた。

 

 

「えびはら」先生とはよくお酒を誘ってもらい、いつも熱く教育論を私に語ってくれた人だった。そして「応援しているから、早くSGで専任になるんだぞ」と励ましてくれていた人だった。そんな「えびはら」先生が裏切りにも近い、私におめでとうといってくれ、その瞬間私は泣き崩れてしまった。「SGのことは気にしなくてよいから駒込で専任として頑張りなさい」、多分そのようなことをえびはら先生は仰っていたと思うがよく覚えていない。とにかく嬉しかった。駒込に就職が決まってから常に後ろめたい気持ちが心を支配していたが、えびはら先生のおかげで心が安らかになった。

 

 

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