運が悪いと嘆く暇があるならば・・・

9月23日。駒込の卒業生と5人出会った。

長田はたまに卒業生のコラムを書くのだが、
5人とも書いたことがあった。いやぁ~奇蹟だね。

(そのうち、君達のことも書くのかな??)

ということで以前書いたコラムを加筆修正しながら
紹介文を掲載する。

 

今回は「なつみ」。

「なつみ」は努力がとても似合います。

 

 

 

運が悪いと嘆く暇があるならば・・・

 「なつみ」を一言で言い表すならば「努力」の人だろう。中学時代からその頑張りやなところを高校にも轟かせていた。定期テストの合計点(500点中)が499点だったとか、体育祭のシャトルランを3連覇したとか。天は彼女に二物以上の物を与えた、というのが担任を持つ前の「なつみ」に対する評判だった。

 

 

今だからこそ言える話だが、実際に担任として出会ってみると、中学の先生がいうほどの才能は感じられなかった。天は彼女に1つの才能しか与えていない。しかし、そのたった1つの才能こそが“努力”という才能であった。

 

 

 

“努力に勝る才能なし”という言葉もあるが、彼女は努力することを厭わなかった。それが、定期テストでの好成績にも繋がったし、シャトルランでの中高5連覇にも繋がったのだと思う。(高2のときは新型インフルエンザの蔓延で中止)

 

 

 

「なつみ」は“努力”によって、笑顔でさえも作り上げてしまう。高1の3者面談で「笑顔がない」というか「悪いことをそのままひきずりやすい」性格を指摘したことがある。今考えると3者面談で、そんな発言をしたと思うが、その後「なつみ」は“努力”でそれを改善した。現在は、自分が高校1年のときにそんな指摘をしたことが信じられないぐらい、常に笑顔の「なつみ」がいる。

 

 

そして一番の努力と言えば、やはり御茶ノ水大学に進学したことだろう。先にも書いたが、「なつみ」は高校1年のときはどちらかというと失敗を引きずるタイプで“努力”はするがチャレンジする性格ではなかった。自分の思っていることをあまり口に出すタイプでもない。闘志を内に秘めるタイプが相応しいかもしれない。そんな「なつみ」の高校1年時の第1志望は日本女子大であった。

 

 

 

しかし、「なつみ」がバスケ部の3年先輩である「あやね」を尊敬していることを知っていたので、「あやねと同じ大学に入学して一緒にプレーするところを見てみたいなぁ」と言って私がお茶の水女子大を勧めたのがきっかけだった。(「あやね」が高校3年の時、「なつみ」は中学3年でなつみは内進生だから面識はあったが、一緒のチームでプレーしたことがない。大学なら「あやね」が4年の時、「なつみ」は1年生なのでプレイができる)

 

 

その後、実際に大学を見学して気に入り、御茶ノ水女子大学を志望することになった。その後「なつみ」の“努力”の甲斐もあって、見事合格を勝ち取った。“努力は不可能を可能にする”という言葉もあるが、本当に「なつみ」は“努力”で道を切り拓いてきた。なつみが入学してすぐに、4月と11月に2人が一緒にプレイしているゲームを見に行ったが、何かこみ上げてくるものがあったのは彼女達には内緒だ。

 

“運が悪いと嘆く暇があるならば、もっと努力して運を引き寄せよ”という言葉もあるが、「なつみ」はどんなときでも“努力”を怠らず、常に運を自分の下に引き寄せてきた。

 

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