りんのすけ5

今月のコラム紹介

12月は冬休みということで、

卒業生のコラム紹介です。

 

今回は「りんのすけ」で。

これは「嫌いだったもの」ですかね。

これは長田胸にグサッと突き刺さった。

 

告白

自分の気持ちや考えを相手に伝えるのはとても勇気のいることだ。恋愛においてもそれは例外ではない。僕は告白することができなかった。

好きな人は出来た。人並みに。気持ちを伝えようと思った。しかし、思いこそすれ、実行に移すことはなかった。

 

ただただ怖かったのだ。今ある関係を変えようとすることが。フラれたらどうする?それまで積み重ねたものが崩れてしまうかもしれないなら、何もしないほうが良かった。満足なんてしていなかったけれど仕方がなかった。

 

そうして、中学を卒業して、高校で一年過ごし、それまで告白なんてものとは、縁が無く生きてきた。

 

転機は高2のはじめ、友人が言った言葉だった。

 

「告白はただの気持ちの確認作業。付き合えるか付き合えないか。ダメだったら諦めてそのまま仲良くしていればいい。フラれたからって、こっちから離れない限り、相手と疎遠になるわけがない。むしろ告白したほうが距離は縮まる」

 

それまでの告白観(笑)がひっくり返された感じだった。ゼロかイチかじゃないんだと、恥ずかしながら、このとき初めて気付いた。気持ちを伝えることの、そこにデメリットなどないんだと分かった。

 

そのときから、告白は僕にとって怖いものではなくなった。そこに何の臆面も感じることがなくなった。大きな前進だった。(まぁ、でも流石にこれだけじゃなくて、いろいろあったんだけど、恥ずかしいので伏せておく。いずれ自伝でも書けるほど偉くなったら書きたい)

 

ちなみに、そのあと、フラれてしまった子と今でも仲良くしている(笑)

 

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