12月は卒業生のコラム。
今回は「かずのぶ」の高1バージョンです。
これは、「玉蘭祭の感想」ですね。
文化祭を終えて
“この経験を今後の学校生活に活かしていきたいと思います”
僕は作文でこの言葉をよく使います。理由は簡単、この言葉を最後に入れるだけでなんとなくまとまるし、何より使い勝手が良いからです。あったことや感じたことを書き、最後にこの言葉で締める―僕が中学生のときに考えた、まともで字数の稼げる作文の型です。
でも、今回は違います。違うというか、今までに無いくらい、学んだものが多かった文化祭だったと思います。
まず、痛感したのが、自分の視野の狭さ。そして協調性の無さ。本当に、自分は見ているようで周りを全然見れていなかったのだとつくづく感じて、さらにはそれが国語の成績で裏づけされていて、長田先生にそれを指摘・指導されたときは、普段ならひっかかるところがあると何かしらは必ず反論する僕でも、「その通りだ」と認めざるを得なく、反論する余地もありませんでした。将棋で詰められたみたいに、本当に完敗で、ただただ頭の下がるばかりでした。
けど、そうやって自分の犯した間違いを指導してもらえて、良かったと思っています。今のところ変われているのか分かりませんが、少なくともあそこで指導されていなければ、あの頃の自分と変わっていなかったのではないかと思います。
このように、今回は自分自身のことで学んだことがすごく多かったです。かと言って、クラスで得たものも沢山あります。
まず、文化祭の準備が始まるまで全く喋ったことがなかった人とも、文化祭を通してコミュニケーションを取れるようになりました。また、多少の悔しさは残りましたが、それ以上に満足感というか、達成感を味わうことができました。休日の準備などは大変だったけれど、文化祭準備の2週間くらいは、すごく充実した時間を送ることができました。
そして、最後に敢えて強調したいと思います。『この文化祭を通して得られた貴重な経験を何が何でも学校生活に生かして、大学受験、あるいは社会に出てからも、つなげていきます。』
コメントは停止中ですが、トラックバックとピンバックは受け付けています。