初めて負けを喜んだ。

先日の高校選手権都大会で「ふたば」が

48キロ級でベスト8に入賞。

現在大学3年生の「しょうた」が

春に55キロ級でベスト8で入賞して以来なので

3年半ぶりかな?

いやぁ~嬉しいね。

 

今日はすべての都大会でベスト8に入賞した2011年度の話でも。

 

初めて「負け」を喜んだ。

 

駒込学園柔道部は都大会でベスト8.
もしくは支部大会やブロック大会で優勝したら、
焼肉を食べに行くという伝統行事がある。
(基本、長田の奢りだが、保護者からも援助をいただく)

 

スポーツ推薦もやっていない、きちんとした指導者もいない、
駒込学園が都大会でベスト8に入ることは
本当に至難の技なのだが、2011年度は全ての都大会でベスト8に入賞した。

 

①4月末~GWに行われる関東大会。
「しょうたろう」が55キロ級でベスト8に入った。
しょうたろうは「かけがわ」先生の教え子で中学時代もベスト8に入っていた。
高校は岡山に柔道留学したが、水が合わなかったようで、駒込に転校してきた。

半年間は出場停止だったので、これが駒込における初めての公式戦。
その大会でいきなりやってのけた。
特にベスト8をかけたK士舘のMとの対戦はしびれた。

 

②五月中旬~6月に行われる全国総体
この大会では「しょういち」が100kg超級でベスト8
組み合わせを見たとき、73キロ級の「ゆうき」と「しょういち」は
ベスト8に行くだろうと思っていたが、
「ゆうき」は残念ながら8をかけた試合でT海T輪台の選手にGS指導負け。

「しょういち」は順当にベスト8に進出した。
8をかけたN本学園のKとの戦いで
場外だったのでポイントにならなかったが、
出足払い(小外刈り?)で綺麗に一本をとっていたのが
今でも印象に残っている。

 

③9月末に行なわれる学年別大会
「ともみ」が高2の52キロ級でベスト8入賞。

支部大会で2位だったのだが、腰痛で都大会は棄権する予定だった。
しかし、組み合わせをみると、シードが掛かっていたおかげで
1回白帯に勝つだけでベスト8になれることが分かった。

 

別に焼肉に目がくらんだわけではないだろうが、
出場を決意。きちんと一本勝ちしてベスト8

 

④1月に行なわれる高校選手権
流石の独身貴族である長田でも年4回の焼肉奢りは非常に辛い。
だから、都大会の組み合わせを見たとき
「よし!誰もベスト8には入れない!」
と確信した。

 

全員が2回戦までにK士舘や、T京などの

優勝候補にあたる運がない組み合わせだった。

 

初めて生徒がベスト8に入れないことを喜んだ。笑

 

 

なのに、大会が始まって、1時間ぐらい経ったところで、

「ともみ」が

「先生、ベスト8に入りました!」

と報告に来た。

 

「えっ、F村女子のTに勝ったの?」

(現在も強化選手で活躍しているM井S友K上のT置Mです。)

と聞き返したら、

 

「Tさん、怪我で棄権でしたww」

と笑顔で言われたのは今でも忘れられない・・・。

 

 

これだけ結果を残した強い学年なのだが、勉強もできた。
評定は「れいか」の4.9を筆頭に、「しょうたろう」や「ともみ」も4.2か4.3あったし。

 

駒込学園にとって成績が良い学年は柔道も強いということを
証明してくれた1年でもあった。

 

もちろん、大会後に、2011年度4回目の焼肉に行ってきた・・・。

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