悔しい経験がないと
嬉しい経験もないということを
あのとき、知ることができました。
原体験は人を長きに渡って突き動かす。大谷のそれは、中1のとき、水沢リトル時代に出場した全国大会だった。
「リトルのとき、最後のチャンスで初めて全国大会へ出場できたんですけど、あのときは1番といっていいくらい嬉しかった。5年生のときに準優勝、6年生のときはベスト4で負けてすごく悔しい思いをしたので、次は優勝してやろうという気持ちで、家の中ではずっとボールとバットを持っていました。」
そして一関シニアに入り、全国大会には1度だけ出場。2年生3月のとき、全国選抜大会に連盟枠で出場し、結果的に優勝した世田谷西シニアと初戦で対戦して敗れはしたものの、その大会で大谷の名前が全国へと広がり始めた。
そして、「日本一になる」という目標を持ち、花巻東へ入学。幼少時に味わった「悔しい経験」が、その後2016年に人生初の日本一へ輝く、「嬉しい経験」へと結びついた。
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