不可能を可能にする大谷翔平１２０の言葉。１２

周りから多少持ち上げられても

父の言葉で身が引き締まりました。

 

家族は手本。子供に対して、最初に最も大きい影響をもたらすのは、時代が変わってもいつも親だ。

 

岩手県では、無敵に等しい息子の手綱を締めたのは父・徹さんだった。

 

大谷は教えたことをすぐに体で表現できる能力を持っていたが、基本的な練習を一生懸命やり続けることの大切さを繰り返し説いた。

 

中学時代に所属した一関シニアでは、父はコーチ。チームでも、家庭でも野球漬けだった。自分は野球が上手い。天狗になりそうな心の芽が出ると、父はその芽を断ち切ってくれたという。

 

「父はプロを目指しながらも、なれなかったので、『プロは甘いもんじゃないぞ』といつも厳しさを伝えられてきました。」

 

記録を塗り替えても、日本一になっても、天狗にならない謙虚さ。幼少時の教えは今も生きている。