ゆうと。2

夏休み中なので卒業生のコラムでも。

「因果に生成された目的」より第二段落から引用

………各個人としての人間は、常に己の目的を定め、実現、もしくは実現させようとすることで、その刹那の、度々の生を遂げる。なぜなら目的こそがエネルギーを生み、人間に活力を与え、それが生を行う糧となるからだ。(人間からあらゆる目的を奪ったことを想像すれば、これは自明である。)これは自然科学的構造上、人間がその本能によって、常に何らかの目的を持つ生物であることに起因する。さらに、各個人の目的の核心は、彼ら自身の幸福を追求すること、に帰結する………

 前半にあるように、この筆者は「我々人間は目的を持つことによって自らにエネルギーを発生させ、その目的を実現させるために、生まれたエネルギーを燃焼させるのだ。」と主張しています。(自筆なので、私がこのように考えている、ということです。例えばここで言う「目的」を、今から最寄駅に10分後に着くこと、としましょう。きっとあなたは、その「目的」を実現させるために、歩くという一種の「エネルギーの燃焼」によってその「目的」を10分後に実現させていることでしょう。極めて単純明快なことを、取っ付きにくく書いてしまいました。駄文御免です。)

 これを「楽修」に還元すれば、目的を持つことが楽修意欲を飛躍的に増大させる秘訣である、といったようになるかと思います。誰にも負けないくらい大きな志、目標を持つことです。動機が何であれ、心の奥底からの、真の、表面的でない、大きな、魂からの目的を持つことです。そうすれば、エネルギーはきっと、勝手に湧いてきます。私は、湧いてきましたから、皆さんもきっと湧きます。

 同じ人間ですし、同じ歳です。IQにも大差はありません。ましてや同じ学校の同じクラスで同じ授業を受けているのですから。皆で切磋琢磨して、大きな志を持つことから始めれば良いと思います。小さくても良いと思います。まずは、自分が誇れる志を打ちたてればそれで良いと思います。カッコいいと思います。僕はそんな風に思います。

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