全力投球。15

 

全力投球~心が震える野球の名言~ (英和ムック)

全力投球~心が震える野球の名言~ (英和ムック)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 英和出版社
  • 発売日: 2019/06/24
  • メディア: ムック
勝てなくなったとき、
初めての挫折みたいに言われましたけど、
自分の中では高校時代、
もっと苦しいところをくぐってきたし、
もっと心折れるようなこともあったので、
ここから這い上がってきたという自負はありました。
(藤浪晋太郎:阪神タイガース)

ルーキーイヤーから3年連続2ケタ勝利を挙げた藤浪晋太郎だが、4年目から成績が落ち込み、長きに渡り苦しんでいる。2019年はいまだ一軍登板を果たせぬ状況だ。

特に右打者のインコースを攻めての死球が目立つ。不調時は好調時の10倍近くに増えている。「一夫ス」「技術不足」「フォーム修正の失敗」「投げすぎ」「心の病」など様々な要因が取りざたされている。どれが正しいかはともかく、藤浪自身に「苦しかった高校時代」があるのは不幸中の幸いだ。

18年の海外自主トレでダルビッシュ有と一緒にトレーニングを行い、ストレスがなく過ごせたことで、帰りの飛行機野中で、「がんばろうと思えた」と語る。

もがき続ければ、必ず良かった時期の投球が戻ってくる。そうなれば、野球少年たちにとって、これ以上ない励ましとなるはず。負けるな藤浪!

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