先日、卒業生の「かずのぶ」からメールで
「就職が決まりました。」
という報告があった。
1月から大阪で働くらしい。
これで「かずのぶ」が勉強合宿に参加するのも
今度の冬合宿で終わりなんだと思うと感慨深いものがある。
(かずのぶ曰く、「今後も差し入れを持ってきますよ」とのこと)
本人の許可を得ていないが、
(理不尽な)事後承諾ということで勝手に語りたい。苦笑
「かずのぶ」は
高校受験でT工大付属に合格しながら、滑り止めの駒込に進学した。
大学受験でもW稲田大学を蹴って防衛大学校に進学した。
なかなかの変わり者である。
そして、
「こいつはW稲田を蹴って防衛大学に行くな」
と予想した教員は長田だけだったので、
長田も結構な変わり者、いや「かずのぶ」の良き理解者である。
さて、防衛大学に進学後、
1年目は成績優秀で首席(それに近い順位)だったと聞いた。
よって陸海空の希望も順調に叶い、航空に配属された。
給料をもらいながら戦闘機に乗れる、どれだけ幸せな待遇なのだろうか。
将来は是非、宇宙飛行士になってほしいなと勝手に思っていた。
ところが、2年時、腰?背骨?を骨折した。
詳しくは覚えていないが、
骨折によって将来パイロットへの道が閉ざされた。
パイロットには厳格な基準があって、
この骨折はGに耐えられないとかで断念せざるを得なくなった。
そして、4年時に病気が発覚した。
詳しくは聞いていないが、その病気で将来自衛官になる道が閉ざされた。
「かずのぶ」も一所懸命卒業を許可してもらえるように奔走したそうだが、
結局認められず、防衛大学校を中途退学した。
「かずのぶ」の最終学歴は今のところ駒込高校である。
(きっと、これから塗り替えだろうが・・・)
今年、飛び級で大学院入試にチャレンジしたが、
防衛大学校の特殊性の壁は非常に厚く、不合格。
(これが2019年8月の話)
長田は
「もうアメリカに行けよ」
と無責任なアドバイスを送った矢先の就職話である。
学会での論文発表が評価され、
院卒相当での入社である。
その企業の新人入社記録は27歳らしいが
23歳での入社で大幅な記録更新らしい。
(これって記録なのか?)
「かずのぶ」の努力の結晶である。
「かずのぶ」の人生はぶっ飛んでいる。
たぶん誰も同じルートをたどれないだろう。
卒論を書いたのに
防衛大学校を卒業できなかった
唯一の学生らしいからね。
高卒なのに院卒同等の扱いで入社する
みんなはどう思うか知らないが
「かずのぶ」はこの人生を楽しんでいる。
いや、途中でかなり苦しんでいたのも
また聞きで聞いているが、
それでも新たな道を切り開いてきた。
いや、すごいわ。
「かずのぶ」の新しいステージでの奮闘にエールを送りたい。
ということで、
先日、就職祝いで伊勢廣に連れて行った。
そのあとに送られてきたメール
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