成功したいなら、何を言われても動じるな。
批判を励ましと受け取って一心に努力せよ。
世の中は批評家で満ち溢れています。だから、もし成功したいなら、何を言われても動じないタフな精神力が必要です。要は、批評に対してどれだけ鈍感になれるかということです。
ニューヨークヤンキースの外野手、松井秀喜選手は良いお手本です。彼は日本で数年間活躍した後、単身で渡米し、名門チームの一員として念願の大リーガーとなりました。
しかし、ニューヨークのファンは大リーガーのあいだで、最も恐れられている存在です。期待通りの活躍をしなければ、スタンドで大ブーイングが巻き起こるだけでなく、地元の新聞やテレビも容赦ないバッシングを始めます。ニューヨークとはそういう非情な大都会なのです。「ニューヨークで成功できれば、どこに行っても成功できる」と言われるゆえんです。
球場の内外でたえず攻撃の対象にされるのですから、並の神経の持ち主ならすぐに精神的に参ってしまうことでしょう。
ところが、松井選手は、罵声を浴びせられることがかえって励みになると言います。彼は「ファンのブーイングは私への期待の裏返しであり、『もっと頑張れ』という応援メッセージだと思っている」と語りました。いい意味での鈍感さが彼の原動力なのです。これだけの精神的余裕があれば、必ず成功します。
松井選手のポジティブな姿勢を見習いましょう。上司やお客からこっぴどく叱られたときは、それを自分への応援メッセージとして励みにするのです。そうすれば、落ち込むことなく前向きな姿勢で、さらに努力をすることができます。
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