心を整えるいい言葉。10

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心を整える いい言葉

心を整える いい言葉

  • 作者: 野村克也 中野信子 他
  • 出版社/メーカー: セブン&アイ出版
  • 発売日: 2020/04/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

今回の5回は心屋仁之助(心理カウンセラー)

 

こころを「ゆるめる」

新しい人生へと一歩を踏み出していくときに大切になる姿勢、それが心を「ゆるめる」ことです。本当の自分を認め、これまでの自分を許してあげることで、心がゆるんでいくのですが、他にもいくつかのアプローチがあります。

 

たとえば「あきらめる」ことがそう。理想の自分を思い描いて頑張ったり、できないことを無理してやったりしている自分を、もう諦めてみる。「もっと、もっと」という思いを手放していくことです。「できないことは、できない」でいいのです。

 

また、笑うことも大切です。何かに悩んだり苦しんだりしているときはとてもそんなことを思えないものですが、苦しみの多くは、抜け出してしまえば「なんだ、そんなことだったのか」「どうしてあんなくだらないことで悩んでいたのだろう」と感じたりするものです。だからこそ「先に」そんな自分を笑ってしまうことがいい方法になるのです。

 

「いまのわたしって、こんなことで悩んでバカみたい」

「もう八方塞りで、この状況ってなんだか笑えるわ」

 

そのように心が「ゆるゆる」の状態であればあるほど、問題は解決に向かいやすくなります。苦しみ抜いても心は凝り固まっていき、かえってひどい状態を引き寄せてしまうだけです。

 

まずは、心を「ゆるめる」こと。今あなたが背負っている重荷を、少しずつ手放していくことから始めてみましょう。

 

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