心と体の免疫力を高める最強習慣。13

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心と体の免疫力を高める最強習慣

 

過去の記憶に浸っていると、

肉体はあっという間に衰えていく

 

わたしは50代前半のころ、少し後ろ向きに生きていたように思います。40代のときに比べて体力が落ちたのを感じ、老いた自分にがっかりしたのです。

 

そんなときは、つい元気だったころの思い出に浸ってしまうもの。いい記憶を思い起こして幸福感が高まるのなら別に悪いことではありませんが、それに浸るのはおすすめできません。

 

なぜなら、過去の記憶に浸っても新しい行動は生じないので、今の自分は変わらないからです。むしろ、「あのときああすれば良かったな」と後悔の念が生まれるだけです。

 

そんな私が人生に前向きな気持ちを取り戻せたのは、端的に言えば「死にかけたから」です。50代のあるとき、急性喉頭蓋炎という病気になり、急に呼吸ができなくなる症状に襲われたのです。それは圧倒的な恐怖でした。

窒息して死んでもおかしくない病気から、幸いにも快復したとき、私はこれまで以上に人生に肯定的に向き合うようになりました。

 

「生きているだけですばらしい」

心底そう思ったのです。

 

過去の記憶やなつかしさに浸っていると、今の自分はどんどん退化していきます。気持ちが落ち込むと肉体はあっという間に衰えます。そしてその先にある貴重な未来もまた先細ってしまうのです。

 

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