田中角栄新名語録。1

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新 田中角栄名語録

新 田中角栄名語録

  • 作者: 小林吉弥
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2020/10/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

最大の気配りとは、

相手に対して全力で向き合うことだ。

真の信頼関係はここでこそ生まれる。

 

昭和50年代、北海道選出の渡辺省一という道議出身の自民党代議士がいた。初当選を果たした渡辺は、自民党の各派閥へ挨拶回りに出向いた。そのあと、渡辺はこう言っていた。

 

「どこの派閥に行っても、『おめでとう。頑張ってくれよ』的な激励ばかりでしたが、田中派のみは違っていた。事務所に行くと田中角栄先生以下幹部がずらりと待っていて、全員がすでに渡辺省一調査表のコピーをにらんでいる。出てくる質問は全てを的を射たものばかりで、なぜ田中派が強力なのかの成案を見た思いがしたものです。」

 

田中は若手議員によく言っていた。

 

「何事も相手に対して手を抜くな。誠心誠意、全力投球で向き合うことだ。それが最大の気配りということだ。真の信頼関係はそうした中から生まれる。」

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