田中角栄新名語録。13

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新 田中角栄名語録

新 田中角栄名語録

  • 作者: 小林吉弥
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2020/10/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

できることはやる。

できないことはやらない。

しかし、すべての責任は、このワシが背負う。

以上!

 

あらゆるリーダーに求められる姿勢は、田中角栄が昭和37年に大蔵大臣に就任したときの、エリート中のエリート官僚としてしられる大蔵官僚を前にした就任演説のこの言葉に集約されているといっていい。「伝説のスピーチ」として知られている。

 

「私が田中角栄であります。皆さんもご存じの通り、高等小学校卒業であります。皆さんは全国から集まった天下の秀才、金融、財政の専門家ばかりです。かく申す私は素人でありますが、トゲの多い門松をたくさんくぐってきており、いささか仕事のコツを知っているつもりです。これから一緒に国家のために仕事をしていくことになりますが、お互いが信頼し合うことが大切だと思います。したがって今日ただいまから、大臣室の扉はいつでも開けておく。我と思わん者は、今年入省した若手諸君も遠慮なく大臣室に来てください。そして、何でも言って欲しい。上司の許可を取る必要はない」とし、「できることはー」以下の言葉で結んだのであった。

 

やがて、初めは軽く見ていたエリート官僚たちは新大臣の能力の高さに心酔。田中のもとで日本経済の成長へ向けて汗をかいたのだった。

 

リーダーすべからくかくあるべし、の名言中の名言と言っていいのである。

 

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