アスリートの言霊。1

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アスリートの言霊。 ー厳しい時代を生き抜くためにー

アスリートの言霊。 ー厳しい時代を生き抜くためにー

  • 出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社
  • 発売日: 2020/10/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 

我々はNIPPONである

嘉納治五郎

 

日本がはじめてオリンピックに参加したのは1912年の第5回ストックホルム大会のこと。陸上短距離の三島弥彦とマラソンの金栗四三の2人が出場。講道館柔道の創始者で、東洋初のIOC委員を務めた嘉納治五郎選手団長ら4人の委員が加わり、総勢6人で晴れの開会式に臨んだ。

28ヵ国(地域)が参加した入場行進は第3回ロンドン大会から始まった国名のアルファベット順で行われた。

 

しかし、プラカードに「NIPPON」と記された日本はどういうわけか、「ITALY」に続く10番目の登場となった。組織委員会は「JAPAN」と英語表現されたプラカードを事前に用意していたのだが、直前になって選手団長の嘉納が、「我々はNIPPONである」と申し出たためで、順番だけはJのままだった。

 

「NIPPON」での入場行進はこの大会限り。以降の大会はすべて「JAPAN」となっている。。

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