アスリートの言霊。10

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アスリートの言霊。 ー厳しい時代を生き抜くためにー

アスリートの言霊。 ー厳しい時代を生き抜くためにー

  • 出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社
  • 発売日: 2020/10/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 

何とかやれました。

みんなの声援のおかげで頑張れました。

やっと金メダルの念願がかないました。

古賀稔彦(柔道)

古賀稔彦は日本体育大学2年の1987年に世界柔道選手権大会71kg以下級で3位となり、88年のソウル五輪に出場し、このときは3回戦敗退。しかし、翌89年の世界選手権では見事に優勝した。91年の世界選手権も制し、2連覇した世界チャンピオンとして臨んだ92年のバルセロナ五輪。金メダル確実と言われ、日本選手団の主将を任されるほどだった。だが、吉田秀彦と行った大会直前練習で左ひざに全治1か月の大怪我を負い、歩くこともままならないまま、当日を迎えた。

 

左足に痛み止めの注射を6本打ち、テーピングで固めてぶっつけ本番で畳に上がったため本調子とは言えない試合ぶりだったが、それでも持ち前の勝負強さで決勝へと進出。ハイトシュ・ベルトラン(ハンガリー)と戦った決勝は、お互いに決め手を欠いたまま旗判定へともつれ込んだ。結果は3対9で古賀の勝利となり、金メダルを獲得した。古賀にとって念願の金メダルは、何よりも吉田を救う大きな輝きがあった。

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