アスリートの言霊。11

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アスリートの言霊。 ー厳しい時代を生き抜くためにー

アスリートの言霊。 ー厳しい時代を生き抜くためにー

  • 出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社
  • 発売日: 2020/10/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 

最高でも金、最低でも金。

田村亮子(柔道)

1992年のバルセロナ大会で、オリンピックに初出場した田村亮子。準決勝でカレン・ブリッグス(イギリス)に勝ち、当時16歳331日だった田村は五輪史上最年少メダリストになることを確定させる。しかし、決勝でセシル・ノバック(フランス)に敗北。その4年後のアトランタ五輪でも決勝に進出したが、ケー・スンヒ(北朝鮮)に敗れ、またも銀メダルに終わってしまった。

 

迎えた2000年のシドニー大会。直前に「最高でも金、最低でも金」とコメントし、金メダル獲得へ強い意欲を見せた田村は、順調に勝ち上がって、リュポフ・ブルレトワ(ロシア)との決勝に進んだ。その一戦では開始から30秒余りが過ぎたところで、内股を決めて一本勝ち。バルセロナでの五輪初出場から8年経って、ついに念願だったオリンピックの金メダルを獲得したのだ。

 

有言実行を成し遂げたこの名言、「最高でも金、最低でも金」はその年の新語流行語大賞において特別賞を受賞して話題になった。

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