アスリートの言霊。13

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アスリートの言霊。 ー厳しい時代を生き抜くためにー

アスリートの言霊。 ー厳しい時代を生き抜くためにー

  • 出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社
  • 発売日: 2020/10/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 

康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない。

松田丈志(競泳)

2004年のアテネ五輪で、100㎥と200㎥の平泳ぎ2種目で金メダルを手にした北島康介。08年の北京五輪でも両種目で金メダルを獲得し、2大会連続2種目制覇の金字塔を打ち立てた。

 

迎えた12年のロンドン五輪。大会3連覇を狙う北島はまず100㎥平泳ぎに出場。しかし、59秒79の記録で5位に終わり、メダル獲得はならなかった。続いて出場した200㎥平泳ぎでも、2分8秒35のタイムで4位に終わって、メダルを手に出来なかった。そのため北島に残るのは、4×100mメドレーリレーにおける平泳ぎ泳者としての出場のみとなった。その決勝で、日本の第1泳者である背泳ぎの入江陵介が2位で北島につなぐ。北島は58秒64という会心の泳ぎを見せて1位に浮上した。第3泳者のバタフライ。松田丈志はアメリカにトップを譲ったものの、懸命に食らいついていく。そしてアンカーの自由形・藤井拓郎が、オーストラリアの追撃から逃げ切って2位でゴール。銀メダルを獲得した。

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