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弱いメンタルに劇的に効く アスリートの言葉――スポーツメンタルコーチが教える“逆境”の乗り越え方
- 作者: 鈴木颯人
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2019/03/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
意外と人間は悪いところは自覚しているのだが、
自分のいいところに気づいていない。
宮崎正裕
宮崎さんは剣道競技史上最高の戦績を残したことから、「平成の剣豪」、「剣道界の鉄人」、「努力の天才剣士」などと称され、剣道の世界では知らない人はいないほどの方です。
人はなかなか小さなことに目を向けることが苦手です。そして宮崎さんの言葉のとおり、自分の良いところを見つけることよりも悪いところに目が行きがちなのです。
日本は「反省」が美徳だと思われる傾向があります。私が担当する中にも「反省」という言葉をよく使うアスリートがいます。彼は結果が出ないとよく「反省します」と口にして落ち込みます。しかし、反省とはなんでしょうか。辞書にはこうあります。
「自分の良くなかった点を認めて、改めようと考えること」(デジタル大辞典)
つまり、反省とは改めるという意味が含まれているのです。よくない点を見つめて落ち込むことが反省なのではありません。よくない点を見つめて、よくしていくためにどうしたら良いかを考える、前向きな言葉なのです。
そして、改善していくにはダメなところを見つけることよりも、伸びしろを見つけるクセが大事になってきます。物事をとらえなおすことで、プラスな出来事に目を向けられるようになりましょう。
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