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弱いメンタルに劇的に効く アスリートの言葉――スポーツメンタルコーチが教える“逆境”の乗り越え方
- 作者: 鈴木颯人
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2019/03/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
完璧なんて言葉はないと思っています。失敗しては課題が見つかる。その課題に出合ったとき、よし、やってみるぞという楽しい気持ちになれます。
松井稼頭央
松井稼頭央さんはプロ野球選手として数々の記録を残してきました。アメリカのメジャーでも活躍し、43歳まで現役を続けた、野球界では超一流の選手です。
松井さんは完璧はないと言い切ります。そんな松井さんが大事にしているのが失敗なのです。失敗することで初めて課題が見つかります。課題が見つかれば努力の方向性がより的確になります。
だからこそ、失敗とは成長のチャンスなのです。
一方、失敗することを嫌がる選手は、失敗しないために闇雲な努力をしがちです。自分自身の能力を過信するから失敗が怖くなり、失敗を避けたいと思うから身の丈以上の努力をする……。しまいには、「こんなに努力しているのにどうして結果が出ないのか」と悲観的になってしまいます。この状態も挫折の一種でしょう。
気づかなくてはいけないのは、自分自身で挫折を創り出していないか、ということです。努力の仕方をしっかり見直すことで防げる挫折は多いのです。
松井さんの言葉は、挫折を乗り越え、楽しむこと、成長することの素晴らしさを教えてくれます。
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