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弱いメンタルに劇的に効く アスリートの言葉――スポーツメンタルコーチが教える“逆境”の乗り越え方
- 作者: 鈴木颯人
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2019/03/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
自分で自分を見るのではなく、相手を通して自分を見ることによって課題が見つかるのではないかと思っています。
羽生結弦
スケート界の貴公子こと羽生さんはソチオリンピック、平壌オリンピックの2大会連続で金メダルを獲得、世界歴代最高点の歴史的記録保持者です。
完璧な演技が多くの人を魅了する羽生さんですら、他人の存在を意識することがありました
それがライバル関係として一時メディアを賑わせたパトリック・チャン選手です。彼の演技を見てしまい、それにより自分の演技が滅茶苦茶になったとも振り返っています。
しかし、そうした出来事を「結果を出す時期ではなった」と語っているのです。さらには、「そういう時期がけっこう必要だと思うんです」とすら言います。
1章で、自分のことに集中することが何よりも大事であること、さらに他人をライバル視するよりも自分自身をライバルだと考えることの必要性をお伝えしました。
本当のトップレベルの選手は、ライバルの視点をも利用し、「他人(ライバル)の目から自分はどのように見えるのか?」を想像することで、自分が今何をすべきなのかどんな努力が必要なのか、を冷静に見ているのです。
普通の人ではできないと思いがちですが、たとえばこう考えてみたら、いかがでしょうか?
他人の気になるところが自分の伸びしろ、と。
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