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- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2016/06/11
- メディア: 単行本
人として衣食住のためにのみ
忙殺されるようなことでは結局、
その人自身のためにはなるだろうが、
国家の人とはならないということを
考えなくてはならない。
我々は衣食住のために仕事をする。だが端的に衣食住を満たすのは、自分だけのためなのだろうか。我々は決して一人では生きられない。だからこそ、人間は家族を持ち、村を持ち、国家を持つ。国家とは個人の集合であり、土地や諸制度だけでを指すのではない。人間あってこその国家である。
渋沢栄一はいう。「人々が互いに利己主義を離れて客観的に人生を見ることによって初めて健全な国家も樹立されることになる。」
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