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- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2016/06/11
- メディア: 単行本
新しき時代には
新しき人物を養成して、
新しき事物を処理せねばならない。
今日でも若者との世代間の違いを問題視する論調は見られるが、渋沢栄一も「青年の気風も、時代の推移ともにだいぶ変わってきた」(渋沢栄一著「立志の作法」国書刊行会)と述べる通り、昔からそのような問題はあったようである。
渋沢は若者の気風に対し、「時代の気運の変化が(中略)人の心を自然に時代に伴うように変化させる」(前掲同)と述べ、極めて柔軟に対応していた。
むしろ渋沢は、若者の気質から時代の変化を感じ取ろうとしていたのである。
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