オードリーヘップバーンの言葉。1

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オードリー・ヘップバーンの言葉 (だいわ文庫)

オードリー・ヘップバーンの言葉 (だいわ文庫)

  • 作者: 山口路子
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2016/08/10
  • メディア: 文庫


自分を客観的に見なくてはなりません。

ひとつの道具のように自分を分析するのです。

 

自分だけの「ファッションの掟」

二十歳のころ、背が高すぎるためにバレリーナになる夢を諦め、生活費を稼ぐために、ミュージカル、映画、モデルなどの道を模索していたオードリーは、熱心にファッション雑誌に目を通しました。

自分をより魅力的に見せるにはどうしたらよいか研究をしたのです。その結果、次のことを導き出します。

「黒と白、あるいはベージュやピンクのような淡い色は、私の眼や髪を引き立てる。鮮やかな色では自分が色褪せて見えてしまう」

「丸みのない身体つきだから、パッド入りの服は着ないほうがいい」

「肩幅が広いから、それを目立たせないために、襟元に工夫が必要」

「身長を高くみせないように、そして大きな足が目立たないように、ローヒールの靴をはくこと」

つまり、自分だけの「ファッションの掟」を彼女は作ったのです。

 

後に、ファッション・アイコンとなるオードリーはデビュー前からすでに、ファッションの掟は万人に共通するものではなく、個々に作らなければならないことを、知っていたのです。

 

 

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