オードリー・ヘップバーンの言葉。１２

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いかがですか。

そういう考え方は

人間性に反するものでは

ありませんか？

 

静かな怒り

オードリーは冷めたものの見方をする人たちと、真っ向から対立しました。オードリーの活動を批判したり、小馬鹿にする人たちがいたのです。

 

彼らの意見には、たとえばこんなものがありました。

「あなたのしていることは、実はまったく無意味なことなのです。苦しみは昔からあったし、これからもあるでしょう。あなたは子どもたちを救うと言うけれど、実際は彼らの苦しみを長引かせているだけなのです。」

 

これに対してオードリーは答えました。

「いいでしょう。まずあなたのお孫さんから始めましょう。お孫さんが肺炎になっても抗生物質を使わないでください。事故に遭っても病院へ連れて行かないでください。いかがですが、そういう考え方は人間性に反するものではありませんか？」

 

気品のある穏やかなオードリーは、静かに、毅然とした口調でこういったことを発言するとき、それはたいていの人を黙らせる、何か不思議な力がありました。