今回は長田も返答してみます。苦笑
出口治明の人生問答集: あなたの「問題」「悩み」がすっと消えていく! (知的生きかた文庫 て 6-1)
- 作者: 出口 治明
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2021/03/17
- メディア: 文庫
相談24 そもそも「勉強」ってどういうもの
勉強って何なのか、分かりません。どこからどこまでが勉強なのか……。
本を読むことは好きです。自分の好きな分野だったら、結構難しい内容でも読むことはできるし、ノートに何かをカリカリ書いたりまとめたりしなくても、そのことを学べている実感があります。
でも、資格の勉強とか、受験の勉強とか、とにかくそういった勉強と名のつくものになった途端、僕の中ですごく苦手意識が芽生えてしまって、手につかなくなります。
そういった僕自身の凝り固まってしまった偏見をなくすには、どうしたらよいでしょうか?
出口のアドバイス あなたの考えは「正見」です!
あなたは、勉強の意味が本当に分かっておられると思います。勉強と言うのは、自分の好きな分野を一所懸命に学ぶこと。その意味では、自分の知りたいことや、やりたいことを学ぶことこそが、真の勉強です。
資格の勉強や受験勉強は単に社会における一つの仕組みであって、ある仕事をやるためには資格がいる、あるいは大学に入るためには入学試験があるといった便宜的な意味での勉強であり、本当の勉強ではありません。
あなたは勉強の真の姿を知っているわけですから、偏見は何もないと思います。自分が好きなことはいくらでもべんきょうができるんだ、これがまともな勉強なんだ、ということに、自信を持ってください。そのうえで資格が必要であれば資格の勉強をすればいいし、大学に行きたければ受験勉強をすればいいだけの話だと思います。
あなたの考えは「偏見」ではなく「正見」であり、他の人々がむしろ「偏見」を持っているのです。
長田の返答。
勉強する理由は幸せになるためだ。
よく生徒に伝えるのは、
与える人になりなさい。
まだまだ君たちは能力が足りていないので、周囲にいろいろとサポートしてもらっている。
そして大人になったときに学んだことを活かして縁ある人々を幸せにするんだ。
人に何かを与えることができるように今は与えらたものを吸収しなさい(勉強しなさい)。
自分の好きなことをすれば自分が幸せになるけど、他人を幸せにすることはできない。
人の役に立てるって自分はとてつもない喜びであって、独身の自分が言うと説得力に欠けるが
あんなに大変な子育てを頑張れるのってたぶん、そういうことなんだと思う。
だから、自分にとって何の役に立つか分からない勉強は、
これから縁ある人々を幸せにするために学んでいるんだ
と考えればいいんじゃないかな。
長田の返答。2
大学受験や資格試験って、周囲からの信頼を得られる肩書を手に入れるためのものだと思います。
おそらく、身の回りの人に対しては学歴や資格はなくても、その人自身のことをよく知ってくれているので、肩書で判断されることはないと思います。
ただ、全く知らない人と出会うときには、最初はどうしても外見から入ってしまうのは仕方ないことで、そういう事態になったときに肩書が助けてくれると思います。
ということで、学歴や資格は初対面の人から信頼を勝ち取るための外見だと考えて頑張ればいいと思います。言い換えれば多くの人と信頼関係を築くために勉強をしているんじゃないですかね。
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