今年度は高1の担任をしているのだが、
既に受験生の推薦入試の指導をしている。
卒業した「れいな」がクラブの後輩に
「長田先生のところに行きなさい」と言ったから。
ではその「れいな」はなぜ昨年度学年主任とはいえ、
授業も担当せず面識のない、長田のところに面接指導をお願いしにきたのか?
何故だ????
7月くらいから面倒を見始めたのは覚えている。
ただ、話をするかぎりすぐに不安がる生徒で、正直怖いことで有名な長田のところに
直接お願いをしに来られるタイプではない。
長田のところに来た理由や、よくビビらずに来られたなというところは置いておいて・・・。
まぁ、本が読める生徒だった。7月から11月ぐらいまでの間に20冊くらい本を貸したと思う。
それをきちんと読んで、自分の考えをまとめてきたよ。
文章を書くのも結構うまくて、小論文に関してはほとんど指導しなかった。
最終的にグローバル入試で都立大学に進学したんだけど、
受験したあとに小論文と面接の話を聞いたけど、これは受かるなと思ったし、
実際に合格していた。
本人はかなり不安だったようだけど、
合格の報告をくれたときも
「お前の実力だよ」
と伝えた。
いや、多くの生徒には
「合格できたのは長田のお陰だということを忘れるなよ」
って伝えるんだけどね。
長田のしたことは
不安でいっぱいの「れいな」の話をひたすら聞いたことくらいだなって思う。
なんか、毎日のように職員室に来て「長田先生、~なんですけど、どう思いますか?」と
質問されていた思い出がすぐに蘇ってくる。
面倒を見た生徒には後輩に向けて受験報告のアドバイスを書いてもらっているのだが、こんなコメントがあった。
最後に
駒込は自分から一歩先生に踏み寄れるかどうかで学校生活が変わると思う。私もコロナ休校までは自分1人で勉強し助けを求めてこなかった。しかしどうにもならなくなり、勇気を出して相談したら私が想像していたよりもずっと手厚く親身に手を差し伸べてもらった。なにか不安なことがあったら先生に頼ることも選択肢に入れていいんだという気づきが早くあれば良いなと思う。
あぁ、やっぱり長田のところには勇気を出して来たんだな・・・。
その勇気に応えることができて良かったです。
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