今回は長田も返答してみます。苦笑
出口治明の人生問答集: あなたの「問題」「悩み」がすっと消えていく! (知的生きかた文庫 て 6-1)
- 作者: 出口 治明
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2021/03/17
- メディア: 文庫
相談51 こどもにとって「一番大事なこと」とは?
出口さんが、お子さんやお孫さんと接するときに、大事にしていたことを教えてください。
自分で考えて行動できるように育ってほしいというのが一番の願いですが、親の接し方で貢献できる部分ってあるのでしょうか。あんまり作為的になるのもよくない。とはいえ、少しでもプラスになることがあれば心掛けたいのです。
「自己肯定感、非認知能力が大切!」など、情報を仕入れすぎて混乱しています。
出口のアドバイス あなたが元気で明るく、楽しそうにしていること!
動物も同じですが、大人は子どものロールモデルです。
お子さんと接するときに何が一番大事かといえば、あなたが元気で明るく、楽しそうにしていることです。あなたがいつも元気で明るく楽しそうにしていれば、お子さんも“人生は楽しいものなんだな”ということが、実感としてわかると思います。
では、あなたが元気で明るく楽しそうにするために何が必要かといえば、きちんと食べて、きちんと眠ることです。
動物は体調が悪ければ、精神も病んでいしまいます。だからきちんと食べて、寝て、仕事をして、あなたが元気で明るく楽しい人生を送っていることを身をもって示すことができれば、それがお子さんにとって、いちばんいい影響を与えるのだと思います。
また、どういう教育をするか、について考えることも大事です。その前に、まず教育とは何だろうかということから考えてみる必要があると思います。
教育とは、人間が複雑な社会において生きていく武器を与えることだと思います。いちばん大事な武器は、「自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見をきちんと言える力」を身につけることです。
よく言われる言葉に「飢えている人にパンをあげてはいけない、そうじゃなくて魚の釣り方をおしえなければいけない」というのがあります。その通りだと思いますが、子供については自分で考え、自分の言葉で、好きなことや感じたことを素直に言える人間に育てるのがいちばん大事だと思います。
また、どんな場所で、どこで育てるかということはパートナーとの話し合いで決めてください。お二人のお子さんですから。
ただ、片方が片方の価値観を押し付けて、片方が従うと言う形は、良いパートナーシップにはならないと思います。お互いに考えていることを素直に述べ合い、そこで妥協点を見つけることが、お子さんにとってもいちばんいいと思います。お子さんにとってもいちばんいいと思います。仮にどちらかの意見をした場合、片方は不満を持っているわけですから、両親が教育について違う考えを持っている中で育てられる子供って可哀想ですよね。
お子さんの幸せのためにも、パートナーとよく話し合って、出来るだけ意見を一致させてください。
長田の返答。1
やっぱり一緒にいることでしょう。
長田は多くの生徒に感謝されますが、
それって色々なことをしてあげるからもあるでしょうけど、
一緒の時間を共有してあげているからだと思います。
そうすると、受験に失敗しても感謝されます。
一緒にいられない人は、一緒にいることからスタートしてください。
相手に自分の時間をあげましょう。そこから信頼が生まれます。
長田の返答。2
私は面倒見がいい教員と言われています。
たしかに一緒に時間を共有させているという点では面倒見がいいと思います。
だけど、実際に丁寧に教えているかというと、そうでもないです。
最初は教えますけど少しずつ自分でやらせるように仕向けます。
できないときは罰ゲームと称して筋トレが待っています。
一番大事なことは自律させることだと思います。
いつまでも親は一緒にいられないのだから、
自分で何でもできるようにさせることが大切です。
失敗を恐れて目の前に障害を取り除いてあげるのではなく
障害にぶつかって倒れた時に立ち上がる方法を教えてあげるのです。
一流の人は初めから一流なのではなく、
何度も何度も失敗して這い上がってきた人です。
偉人伝を読めばそれが分かります。
私はあんなに失敗しても立ち上がる自信はありません。
向き合うことによって壁になることも大切ですが、
寄り添って伴走することも大切です。
ただし、先回りして障害を取り除いてはいけません。
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