食で身体に栄養を!
読書で心に栄養を!
今月はこちら。
全部できなくて大丈夫。
本質を掴んでできることから始めよう。
子育てベスト100――「最先端の新常識×子どもに一番大事なこと」が1冊で全部丸わかり
- 作者: 加藤 紀子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2020/06/11
- メディア: Kindle版
SECTION3:自己肯定感をつけるには?
METHOD41 受け入れる
-無条件で認めてあげる
アメリカの心理学者、アブラハム・マズロー博士は「人間は自己実現に向けて絶えず成長する」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層に分けて説明しました。
最初に、空腹、睡眠など「生命の維持」を求める生理的欲求があり、それが満たされると次は「安全なところに住みたい」と求める安全欲求、さらに「家族、友人と親しくありたい」と求める親和欲求、そして「他者から価値ある存在と認められたい」と求める承認欲求へと、欲求の内容が進化していきます。
「自己実現」の欲求は階層の頂点にあり、人が自分の能力を発揮するには、下位の層にあるさまざまな欲求を満たす必要があるというのマズローの考えです。
■存在を心から認める
子どもの強みを引き出す教育で、さまざまな学校の校長として活躍してきた教育者、ジェニファー・フォックスは「子どもに健全な未来を望むのであれば、すべての子どもが持って生まれた価値を心から信じることから始めなければならない」と述べています。
つまり、子どもが将来、自己実現するには、子どもの承認欲求を満たすこと。そのためには子どものありのままを受け入れることが欠かせないということです。
「存在そのもの」を受け入れるにはどうすればいい?
■条件を付けない
親としては、子どものことを十分に認めているつもりでも、じつは子供が「頑張ったから」「良い成績だったから」と、条件付きで褒めていることが意外と多いものです。
成績が抜群に良く、まじめな努力家でも、疎外感や失敗への恐怖を感じている子どもは少なくありません。「どんなことがあってもあなたは私の宝物」「どんなあなたでも大好き」と伝えることで初めて、子どもの承認欲求は満たされます。
■アドバイスを押し付けない
親は良かれと思って、自分の体験やアドバイスを子供に伝えようとします。ところが子どもは、必ずしもいつもアドバイスを求めているわけではなく、ただ話を聞き、受け入れてほしいと思っているだけということも少なくありません。
子どもには、大人が理解し、信じてくれるという思いが必要です。そのために、「子どもの思いを聞く」という姿勢で接すると、子どもはむしろ自分からアドバイスを求めるようになります。
■要求ではなく「気持ち」を受け入れる
白百合女子大学の発達心理学者、秦野悦子教授は、「子どもの気持ちを受け止める」ことと「子どもの要求を受け入れる」ことは別だといいます。子どもが駄々をこねたり、自分の要求を曲げないときは、まず子どもの気持ちを受け止め、認めます。
そうして、子どもに「自分は認められた」と安心させてから、要求を受け入れられない理由を説明したり、改めて何をしたいのかを聞き出すと良いそうです。
また、秦野教授は「その場から離れて気持ちを切り替えさせたり、ぎゅっと抱きしめて安心させたりすることも効果的」だと言っています。


コメントは停止中ですが、トラックバックとピンバックは受け付けています。