稲盛和夫80の言葉。3

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人を大切にし組織を伸ばす 稲盛和夫の言葉

人を大切にし組織を伸ばす 稲盛和夫の言葉

  • 出版社/メーカー: リベラル社
  • 発売日: 2021/07/26
  • メディア: Kindle版

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03 不運を忘れるほど

   仕事に夢中になれ

 

不運なら、運不運を忘れるほど、

仕事に熱中してみなさい。

 

今でこそ、稲盛和夫は多くの人の尊敬を集める成功者ですが、ファインセラミックスの専門メーカーである京都セラミック(現・京セラ)の創業以前は「不運」続きの人生でした。中学入試でも大学入試でも志望校にはねられ、志望する企業からの内定は出ず、教授の紹介でかろうじて入社した会社は倒産寸前と、「不運」を絵に描いたような人生です。

 

まさに、「挫折続きのままならない人生」でしたが、そんな人生を好転させたのが、「不平不満を鳴らしている暇があれば、その不満を感じなくなるぐらい研究に没頭しよう」という、一種の「開き直り」でした。汚い寮にいると不平不満ばかりが湧いてくるので、研究室に寝泊まりして研究に打ち込もうと考え、自炊道具まで持ち込んで、文字通り自分の時間を全て研究にかけることにしたのです。

 

好きなことに熱中していると、人は時間の経つのも忘れるもので、稲盛も、ファインセラミックスの研究に没頭しているときは、不平不満が消え、純粋に研究に打ち込むことができたといいます。その結果が素晴らしい成果につながり、そこから稲盛の人生は好転したのです。

 

不運なときは、代わりに不運であることを忘れるほど仕事に熱中すれば良いのです。

 

 

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