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- 出版社/メーカー: リベラル社
- 発売日: 2021/07/26
- メディア: Kindle版
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05 最初から全力で走り出せ
どこまで続くか分からないが、
100メートルダッシュで
行けるところまで行こうではないか。
倒れるまで、全力で走ってみよう。
「人生はマラソンのようなものだ」という言葉があります。その時々の自分に合わせて、全力で走ったり、ペースを緩めたりすれば良い、というような意味ですが、稲盛和夫は、京セラを創業して以来「自分は全力で走り続けよう」と考え、ペースを緩めずに走り続けています。途中、社員の中から、「もっとペース配分を考えないと、長続きしないのでは」という声もありましたが、稲盛はこう考えました。
日本の企業の「マラソンレース」は終戦の年(1945年)から新たに始まりました。ランナーには戦前からの名門企業もいれば、戦後誕生した無名企業もいます。京セラの創業は1959年ですから、先頭集団は「14キロ先」です。しかも自分たちには十分な装備もないので、先頭集団に追いつき、追い越すためにはとにかく全速力で走り続けるしかない。だから、自分たちは行けるところまで全力で走ろう。
やがて、トップに立った京セラですが、その後もペースを緩めることはありませんでした。何かに挑戦するとき、最初からペース配分を考えていては、勝負になりません。まずは全速力で走り始め、倒れるまで全力で走ることで、初めて大きな成果を挙げることができるのです。
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