稲盛和夫の80の言葉。9

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人を大切にし組織を伸ばす 稲盛和夫の言葉

人を大切にし組織を伸ばす 稲盛和夫の言葉

  • 出版社/メーカー: リベラル社
  • 発売日: 2021/07/26
  • メディア: Kindle版

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10 がむしゃらに頑張れば

   神様は助けてくれる

 

 

神様が手を差し伸べたくなるほどに、

一途に仕事に打ち込め。

 

「人事を尽くして天命を待つ」という言葉もありますが、稲盛和夫の「人事を尽くして」は「一生懸命に仕事に打ち込み、苦しみぬいている私の姿を見た神様が憐み、知恵を授けてくれた」としか言いようがないほどの「人事を尽くす」でした。

稲盛が松風工業時代に「U字ケルシマ」という絶縁部品の開発に挑んだときのことです。ファインセラミックスを成形するための最良のつなぎが見つからず、何日も考え続けていました。そんなある日、何かに躓いて転びそうになり、足元を見ると、先輩が実験で使うパラフィンワックスが靴にべっとりとついていたのです。

これが解決のヒントになり、試しにパラフィンワックスをつなぎに使ったところ、不純物のまったくないU字ケルシマが完成、稲盛は一途に仕事に打ち込んでいた自分への「神の助け」だと感じたのです。京セラでは、アメリカのPCメーカーIBM向けの製品開発に泣くほど苦労する社員に「神に祈ったのか?」と声をかけていますが、「あとは神に祈るしかないほど、最後の最後まで努力しろ」という意味です。社員はその言葉を聞いて、再度挑戦し、難題を克服しました。

これ以上ないほど頑張ってこそ、幸運が舞い降りてくるのです。

 

 

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