リセットの習慣。１３

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Reset３１　試しながら「自分に合うやり方」を見つける

アスリートは日々トレーニングをしていますが、一流になればなるほど「自分に合ったやり方」をきちんと選んでいます。「努力」と簡単に表現されますが、実は努力には無限の方法があり、どれを選ぶのかによって効果はまったく違ってきます。

これは人生ととても似ていて、勉強にしろ、仕事にしろ、本書で話しているようなリセット術にしろ、それぞれの人によって「合う方法」は異なります。

この本でも99個のリセットの方法（さまざまなノウハウや考え方）をご紹介していますが、第1項目から欠かすことなく「全て実施してください」と言いたいわけではありません。

ぜひ、意識してほしいのは「いろいろ試して、自分に合うやり方を見つける」こと。朝の散歩が自分のライフスタイルに合っている人もいれば、「朝、散歩に行かなきゃ」と思うことがかえってストレスになる人もいるでしょう。そんな人はわざわざ散歩へ行かなくても、家を出る時間を5分だけ早くして、少し遠回りをして駅まで歩くという方法を取り入れても構いません。

「持ち物すべてを機能で選ぶ」ができなくても、仕事で使う文房具だけは「徹底して機能にこだわる」という軸を持つのもいいでしょう。私が提案している99個のリセット術を参考にしつつ、いろいろ試しながら、自分に合う方法をぜひ見つけ出してください。

人それぞれ体の特徴も違えば、できることとできないことも、性格も違います。生活環境も違えば、職場の人間関係やルール、立場や役割などあらゆることが異なります。

自分に合わないやり方はやはり効果が出にくいですし、それどころか苦痛だったり、負担が大きすぎて、かえってコンディションを崩してしまうこともあります。

 

自分に合ったやり方を見つける。これも軸の１つです。