マツコ・デラックスさんが駆使する「興味を持つ」手法

今月の3の日もこちらの本のコラムを。
話すのが苦手な人も、この本を読んで
学んだことを実践してみましょう。

 

 

超一流の会話力 (きずな出版)

超一流の会話力 (きずな出版)

  • 作者: 渡部 建
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2022/11/29
  • メディア: Kindle版
結構役立つことが多いです。
マツコ・デラックスさんが駆使する「興味を持つ」手法
「『興味がある/ない』は人それぞれ、好みの問題だ」
「そもそも興味が持てないものは、どうしようもない」
ここまでの内容を読んで、そう考えている人がいるかもしれません。
そんなことはありません。
相手に興味を持ち、会話を広げるにはコツがあります。
そしてそれは誰にでもできることです。
これを説明するのにうってつけなのが、人気タレント、マツコ・デラックスがMCを務める「マツコの知らない世界」というテレビ番組です。
この番組は、マツコさんの「相手に話をさせるコミュニケーション」で成り立っています。
番組では毎回、「噴水の世界」「養殖うなぎの世界」「メンズフラ(ダンス)の世界」「赤べこの世界」「取扱説明書の世界」など、ディープすぎる世界に魅了されたマニアの人々が登場し、マツコさんにプレゼンします。
でも当然ながら、いくらマツコさんだって、それらの話題に最初から興味津々なわけではありません。
ここがマツコさんの凄いところです。
マツコさんは、
の世界には特に興味がないけれど、あなたという人間には興味がある」というスタンスで話を聞いていきます。
たとえば、
「あなた、ただならぬ雰囲気があるわね」
「そこはなんだか親近感がわくわ」
「なるほど、そういうふうに考えるのね」
といったような感じで、ゲストの人となり、活動のモチベーションなどから、そのディープな世界の魅力を探ろうとするわけです。マツコさんがこうしてその人に少しずつ興味を持って話を聞き出していくことで、視聴者もだんだん、ゲストの人となりを知り、その人の話を聞きたいと感じるようになります。
この「人にフォーカスする」手法は、自ら主体的に相手に興味を持つテクニックの一つです。
たとえば、ゴルフをまったくやったことがない人は、相手がゴルフの話をし始めても、なかなか興味を持つことができないと思います。その場合、ゴルフそのものに興味を持とうとするのではなく、「ゴルフが好きな相手」に興味を持つようにすればいいのです。
「そもそも、なぜ、この人はゴルフがそんなに好きなんだろう。」
「そもそも、ゴルフが多くの人を惹きつける魅力はどこにあるんだろう」
そのような視点に立って、相手の人となりに興味を持てれば、たとえ自分がゴルフをやるつもりがなくても、相手の話を広げることができます。

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