会話が自分を成長させるチャンスに変わる

今月の3の日もこちらの本のコラムを。
話すのが苦手な人も、この本を読んで
学んだことを実践してみましょう。

 

 

超一流の会話力 (きずな出版)

超一流の会話力 (きずな出版)

  • 作者: 渡部 建
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2022/11/29
  • メディア: Kindle版
結構役立つことが多いです。
会話が自分を成長させるチャンスに変わる
「話している人間」と「聞いている人間」、新しいことを学びやすいのはどちらでしょうか。
そう、聞いている人間です。
自分が一方的に話をしても、その話は当然ながら自分が既に知っていること、分かっていることです。新しい知識が入るとか、そういうことはありません。せっかく自分とは違う知識・考え方を持っていたり、違う経験をしてきたりしている人間が目の前にいるのですから、その人の話をしっかり聞いて、自分の糧にしたほうが得だと思うのです。
相手に興味を持つというのは
「相手の話から何かを学ぼう」
「新しいことを知ろう」
という知的好奇心、学びたいという欲求を持つことなのです。
僕は、相手とコミュニケーションをとることが、読書と同じだと考えています。例えば小説を読めば、自分とは違う世界で、自分とは違う考え方をして、自分とは違う生き方をしている登場人物に触れることになります。人文書や実用書は、いわば著者との対話です。自分が今まで知らなかった世界、知らなかった知識、知らなかった感情を教えてくれるのが読書でしょう。そして、読書は読む人のスタンスによってもたらされるものがまったく変わるものです。「どうせ大した内容じゃないだろう」と高をくくって適当に斜め読みすればその本から得られるものは少なくなります。でも、「この本から何かを学び取ろう」と考え、しっかり文章を読み込めば、どんな本からでも新しい学びがあるはずです。
コミュニケーションも同じです。「どうせこの人と話をしても、時間の無駄になるだけだろう」と決めつけ、適当に聞き流すと、そのコミュニケーションは本当に何ももたらさない、無駄な時間になります。当然会話も盛り上がらないでしょう。
でも、「この人から何かを学ぼう」という積極的な姿勢でいれば、自然と質問が思いつくし、相手の話から学べるところが見つかります。そうすると、どんな相手とのコミュニケーションでも盛り上がるし、有意義なものになるのです。
本書でお伝えする「話さないコミュニケーション」は単に相手の話をしっかり聞いて「会話を盛り上げる」「相手に好かれる」「信頼を勝ちとる」「会話が楽になる」といった目先のメリットを追い求めるだけではありません。
どんな相手もリスペクトし、興味を持ち、学ぶ姿勢で相手の話を聞く
そうすることで、コミュニケーションによって自分を成長させるチャンスをたくさん作りだせるのです。

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