心を整えるいい言葉。28

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心を整える いい言葉

心を整える いい言葉

  • 作者: 野村克也 中野信子 他
  • 出版社/メーカー: セブン&アイ出版
  • 発売日: 2020/04/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

今回の5回は中野信子(脳科学者)

 

冷静に今いる状況を見つめるために

感情を言語化して前向きになる。

 

誰かに妬ましさを覚え、ネガティブになって自己嫌悪している心の余裕があるのなら、建設的な対処をおすすめします。

 

それは、「私は今、人を妬んでいる」と開き直ってしまうことです。ネガティブな感情から目をそらすのではなく、はっきりと自覚してください。それだけでもかなり楽になります。

 

次に言葉にすること。そのほうが、より今の自分の状況を把握することができ、冷静に見つめることもできます。これによって感情に支配されていた脳に、ちょっとした隙間ができる。考える余裕が生まれ、前向きな姿勢になれます。

 

外に出すのは、自分の今ある状態を正直に見つめてからです。そのときは「アンダードッグ(負け犬)効果」といって見せたくないところをコミカルに表現して、聞き手の共感を得ながら発散するのもいいでしょう。

 

自分の感情をコントロールする能力は、あらゆるシーンでプラスで働くもの。モヤモヤしてしまうのは当たり前で、そんな自分を知るということは、今後の成長に繋がります。妬みなどは特に向上心の裏返しでもあるので、自分を高めよう、頑張ろうといつ気持ちに持っていければ、むしろプラスに変換できるものなのです。

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