弱いメンタルに劇的に効くアスリートの言葉。9

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弱いメンタルに劇的に効く アスリートの言葉――スポーツメンタルコーチが教える“逆境”の乗り越え方

弱いメンタルに劇的に効く アスリートの言葉――スポーツメンタルコーチが教える“逆境”の乗り越え方

  • 作者: 鈴木颯人
  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2019/03/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

強いものは自分の弱点を知っているからね。

だから負けないんや。

弱いところがあるから

人間は進歩するんとちゃうかな。

辰吉丈一郎

「浪速のジョー」の愛称で親しまれた辰吉さんは、元WBC世界バンダム級王者でその言動は多くの方を魅了してきました。その反面、幼少期にはいじめを受けていた経験を告白しています。

私は本当に強い人ほどやさしいんだと思っています。なぜならば、優しい人ほど本当は気弱だからです。そういう人ほど、自分の弱点にしっかり向き合う勇気を持っています。だからこそ、そういった弱い自分に向き合える勇気がある人こそが本当の強さなのではないでしょう。

辰吉さんの本を読み進めると気付かされることがあります。

彼の本には、自分自身に才能があるとか、運がいいといったことがいっさい書かれていないのです。同じように、一流と呼ばれる選手は自分に才能があるとは言いません。無敗のまま世界チャンピオンになった井岡一翔さんも自著に「才能があるなんて実感したことはない」と書かれています。さらにはあnイチローさんおこんな言葉を残しています。「僕は天才ではありません」

こうしてみると、やはり不安に思ってもいいのです。ダメなところがあってもいいのです。大切なのはそういった弱い自分を隠さずに伸ばしていこうとする視点があるか、ないか、なのかもしれません。

ダメなところにもしっかりと向き合う中で、自然と自分の良いところが見えてくるものです。逆に、最初から才能があると思っていたり、自分は能力があると思っている人ほど努力を怠るものです。

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